投資の始め方

初めての投資は低リスクな投資信託から始めるのがベストだ

世の中には非常に沢山の金融商品があふれています。

コツコツ資産を増やしてゆく商品もあれば一発逆転を狙うものもあって、投資初心者の方は、どれを選ぶのがベストなのか迷ってしまうことでしょう。

そこで私からの提案です。

初めて投資をやろうとしている方は、まずは低リスクな金融商品からチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。

小さく始めて、実際に投資をしながら勉強してゆく。慣れてきたらリスクをとる金融商品も手をつける、といった流れで進めると、火傷をしにくいですよ。

では最初に始める低リスク金融商品は何がオススメなのか。

それは投資信託です。

投資信託とは

株や債券のような取引は通常「〇〇円でXX株」というように個人が銘柄を選んで購入します。

対して投資信託は、まず証券会社が複数の金融商品を選んでパッケージングして、「〇〇円でXX口」という形で投資家に売って資金を集めます。

そして集めた資金で金融商品を運用し、資金を増やしてゆきます。

得られた運用益は投資信託にもよりますが、投資家に分配したり、そのまま再投資したりします。

投資信託は自由に売買でき、値段が上がったところで売り払うことができます。

どんな金融商品をパッケージにしてるのか

では投資信託はどんな商品があるのでしょうか。実際の銘柄を見てみましょう。

出典: SBI証券

この投資信託は「ニッセイ日経225インデックスファンド」です。

確認するべきポイントは、画像左下の運用方針の部分。

国内の株式を投資対象とし、日経平均株価の動きに連動する成果を目標に運用を行うインデックスファンドです。

どうやら日本国内の株を複数パッケージにして運用しているようですね。

さらに目論見書と呼ばれる詳細が書かれた書類を確認すると、こう書かれています。

原則として日経平均株価に採用されている銘柄のなかから200銘柄以上に等株数投資を行います。

つまり、この投資信託は日経平均株価の銘柄200種類以上をパッケージにして売りますよ、という商品ということが分かりましたね。

ではもう1つ見てみましょう。

この投資信託は「三井住友TAM-SBI資産設計オープン(資産成長型)」と言います。

さて、さっきと同様に運用方針を確認してみましょう。

国内外の株式、公社債及び不動産投資信託証券(REIT)の6資産に分散投資します。株式40%、債券40%、不動産投資信託証券(REIT)20%を基本組入比率として運用します。

今度は40%を株に、債券に40%、不動産に20%を分散してパッケージにしていますね。

さらに国内だけではなく、海外にも目を向けた投資信託のようです。

このように、一口に投資信託といっても、いろんな種類のパッケージがあることが分かりますね。

投資信託のメリット

ではなぜ投資信託が投資初心者に向いているのか説明したいと思います。

手軽に分散投資ができる

投資信託の最大のメリットは、投資の基本である分散投資が簡単にできることです。

投資は金融資産の種類や投資先の地域、分野などできる限り分散して行うことでリスクを小さくすることができます。

ただ、個別株や債券などで分散させようとすると、購入や管理に非常に手間がかかってしまって面倒なんですよね。

投資信託であれば最初から投資先が分散したパッケージを買うことができるので、とても楽なのです。

例えば、前述の「ニッセイ日経225インデックスファンド」、200種類以上の株式に分散して投資してくれるのですが、これを個人でやろうとすると大変なのが分かりますよね?

さらに投資信託自体を複数買うことで、「分散 X 分散」の非常に強固なリスク対策を作ることができます。

積み立て投資ができる

積み立て投資とは、定期的に同じ金額で金融商品を購入する投資方法です。

この方法の良いところは、金融商品の価格が安くなった時はたくさん買い、

高くなった時は買う量を控えるということを自動で行ってくれるので、平均取得価格を小さくすることができるところです。

投資で失敗する理由のひとつに、高い価格で商品を買ってしまうことがあるのですが、積み立て投資なら、どのタイミングで買っても、最終的には安く買えます。

そういったリスクを避けられるのは大きいですよね。

また、一度設定してしまえば、注文を自分で入れなくても自動で投資してくれるので、基本はほったらかしでいいのもGOOD。

少額から始められる

投資信託は非常に安い価格で買うことができるので、投資を始めるハードルが低いです。

どれくらい安く買えるのか?

実は最低100円から始めることができます。

株式投資だとまともに始めるには30万円程度はないと厳しいのですが、投資信託だと小学生のお小遣い程度でも始められるんです。

投資するにしても資金がないよ〜っていう方も心配ありませんよ。

株は結構高い

超有名企業の「任天堂」、この株を購入しようとする場合、いくらかかると思います?

2018年8月現在の株価を調べてみると38,000円、購入は100株単位なので・・・最低380万円(!)ないと買えませんね。

ここまで高いのはさすがに少ないですが、有名企業になると少なくとも100万円はないと購入すらできません。

100円で始められる投資信託がいかに手軽か分かりますよね?

積立NISAを使えば税金を節約できる

投資信託によって得られた利益は、そのまま自分の財布に入るわけではありません。

儲けた分から「税金」を支払わなければならないんですね。

その税率は20%。100万円の利益なら20万円も持っていかれます。

これ結構バカにならない金額になるんですよ。

ここで絶対に使っておきたいのが「積立NISA(ニーサ)」という制度。

積立NISAとは

投資信託または上場株式投資信託(ETF)に限り、年間40万円までの投資枠で得られた利益の税金が免除される制度。

例えば、5年間で200万円分の投資信託を購入して、6年目で全てを240万円で売却した場合、40万円 x 20% = 8万円の税金が0円になります。

税金は投資のパフォーマンスを大きく下げるので、これを使わない理由はないですよね?

投資信託のデメリット

いいことづくめの投資信託ですが、メリットだけではありません。

当然悪い面もあります。

これから投資を始めるんですから、デメリットもしっかり理解した上で進めましょうね。

手数料が高い

投資信託はプロに運用を任せるので安心な反面、コストがかかっています。

そのため個別に金融商品を購入するより手数料がかかります。

投資信託で支払う手数料は以下の2つです。

  1. 買付手数料
  2. 信託報酬

買付手数料は投資信託を購入する時にかかる手数料で、だいたい3%以内が目安です。

最近は購入手数料を取らない商品も増えていますね。

信託報酬は投資信託を持っている間にかかる手数料で、投資金額の0.1〜2%が年間費用です。運営費と考えてもらうと分かりやすいです。

例えば、買付手数料1%、信託報酬2%の投資信託を100万円分運用すると、購入時に1万円、年間に2万円の手数料を払うことになりますね。

個別株を1回取引するときの手数料が数百円で、持っている間は費用がかからないことを考えると、少々高く感じるかもしれません。

ですが、たくさんの金融商品に分散させようとすると、結局コストはかかるし(株なら100回の取引で数万円)、手間もかかるので、分散投資をするなら投資信託のほうがトクですよ。

下記の画像は実際の証券会社のページです。投資信託一覧の中に買付手数料と信託報酬の欄が必ずあるので、購入の前はしっかり確認しておきましょう。

元本保証はない

投資信託は低リスクと言っても、元本の保証はありません。場合によっては赤字になる可能性もあります。

が、今時元本保証してくれる金融商品なんて銀行の預金くらいしかありません。

銀行預金の利率なんて今や0.001%です。1000万円預けて年間100円の利益・・・

アホらしいですね。ATMの手数料にもなりません。

リスクとリターンは比例するので、リスクゼロならリターンゼロです。

少しはリスクを取ってゆきましょう。

大儲けはできない

勘のいい人は気づいたかもしれませんが、投資信託は低リスクゆえに大儲けはできません。数ヶ月で資産が数倍になることはまずないですね。

だったらやる意味ないじゃん!と思いました?

大丈夫ですよ、ちゃんと資産は増やせます。ただし「長期」で考える必要があります。

ちょっと計算してみましょうか。

投資信託は大体年間3〜4%ほどのパフォーマンスが期待できるんですね。

では月々3万、年間で36万円を30年間積み立てた場合、最終的にどれくらいの利益になるでしょうか。(年率4%の利益、信託報酬を1%と仮定)

計算結果が下のグラフです。

30年積み立てた結果、1080万円が1764万円、なんと684万円も増やすことができました。

短期では大儲けできませんが、長期で考えるとこれだけ増やすことができるのですね。

まとめ

投資信託は手軽に分散投資ができ、プロに任せて安心、しかも税金の控除があるため、

徹底的にリスクを少なく投資を始められます。

また、手数料が高い、短期でも大儲けはできないデメリットは、長期間積立を行うことで解消することができます。

低リスクでとっても簡単な投資方法なので、これを読んだら早速、投資にチャレンジしてみましょう!

要点まとめ

  1. 投資信託は複数の金融商品がパッケージされたもの
  2. 手軽に銘柄分散・時間分散ができて低リスク
  3. 積立NISAを使えば年間40万円の投資枠で得た利益の税金が0に
  4. 手数料が少々お高め、元本保証がない、短期の大儲けはできないという3つのデメリットは長期投資で解消しよう

ちなみに・・・

最近の投資信託にはAIが銘柄を選んで、その人に合わせたプランを作ってくれるロボアドバイザーというサービスもあります。

私もこれを使って投資していますが、結構パフォーマンス良くていい感じです。

始めるならWealthNavi(ウェルスナビ)がオススメですよ!